小児歯科Q&A

小児歯科Q&A

 

歯みがきはいつから行うべきですか?

乳歯が生え始めたら歯磨きを始めましょう。ただし、0歳児はなかなか思うように磨かせてくれないので、まずは遊び感覚で歯ブラシを触らせてみてください。歯ブラシに慣れずにいきなり歯磨きをすると、歯磨きが嫌いになる恐れがあります。

歯みがきは1日何回が理想ですか?

歯磨きは毎食後に行う必要があります。どうしても難しい場合は、寝る前だけは歯磨きをしましょう。寝ている間は唾液の分泌が少なくなるため、自浄作用が十分に発揮されません。また、できるだけ朝と夜の2回、朝・昼・夜と歯磨きの回数を増やしていってください。歯ブラシに慣れることが目的の時期は、機嫌が良いときや親御さまの気持ちに余裕のあるときに行いましょう。

子どもの歯に隙間がたくさんあります。大丈夫でしょうか?

大丈夫です。これは発育空隙と言って、ほぼ2歳半頃に完成した乳歯の歯ならびにはそれ以降のあごの発育に伴いすきまが出てきます、特に4~5歳頃に目立ってきます。この隙間によって下から出てくる大きな永久歯へのはえ替わりをスムーズにします。

歯が生えてくるのが周りの子よりも遅いのですが、何が原因なのでしょうか?

乳歯は、遅い場合は1歳3ヶ月頃に生えてきます。中には4歳近くで最後の乳歯が生えるお子さまもいらっしゃいます。これらの期間が過ぎても歯が生えてこない場合は一度ご相談ください。

正しい歯磨きの方法を教えてください。

親御さまの膝の上に頭を乗せて、寝かせた状態で磨きます。このとき、歯ブラシはペンと同じように持ち、もう片方の指で唇を軽くめくります。歯は前後あるいは横向きに磨くのが基本です。2歳頃までは上の前歯のすき間や歯と歯茎の境目にむし歯ができやすいので、入念に磨くようにしてください。長時間磨くことが難しい場合は、全体をまんべんなく磨く、毎回磨くところを変えるなどして、できるだけ汚れが溜まらないようにしましょう。

1歳半の子どもが歯磨きを嫌がります。

歯磨きが嫌がるのは普通のことですので、まずは優しく話しかけたり歌を歌ったりしながら笑顔で磨いてあげましょう。毎食後に歯磨きをする習慣を身に付けることを目的として、多少の磨き残しは仕方のないものと考えてみてください。力強く磨いたり上の前歯に張り付いている上唇小帯を傷つけたりすると、歯磨きが嫌いになる恐れがあります。また、口を長時間開けさせると呼吸ができずに苦しくなるので、一定時間ごとに歯磨きをやめて、唾液を飲み込ませてみてください。

1歳半を過ぎていますが、寝るときに母乳を欲しがるのでむし歯が心配です。

母乳が口の中に長時間残るとむし歯のリスクが高まります。そこに、砂糖を使った食べ物の食べかすが残っていると、むし歯のリスクはさらに高まるでしょう。毎食後の歯磨きを習慣づけたり、フッ素塗布を受けたりして、むし歯のリスクを可能な限り抑えることが大切です。また、日中はできるだけ外で遊ばせて、母乳に頼らなくても眠れるように疲れさせるのも1つの方法です。

乳歯の神経を取ると永久歯に悪影響は及ぶのでしょうか?

乳歯は永久歯と神経を共有しているわけではないので、乳歯の神経を取り除いても後から生えてくる永久歯に悪影響は及びません。しかしながら、神経を取り除く事態はなるべく避けたいものです。

乳歯の神経を取ると永久歯に悪影響は及ぶのでしょうか?

乳歯は永久歯と神経を共有しているわけではないので、乳歯の神経を取り除いても後から生えてくる永久歯に悪影響は及びません。しかしながら、神経を取り除く事態はなるべく避けたいものです。

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