みなさんこんにちは⛄️おとなとこどもの経堂歯科です!
人生100年時代と言われている今日このごろですが、皆さん100年生きる為に何か心がけている事はありますか?
いつまでも健康で楽しい人生になる為にも今日は人生で1番楽しい時間「食事」についてお話ししていきます!
まずは時代を遡ってみましょう。 古代人の食事は硬いものが多く、現代人の食事と比較すれば一食あたりに必要な咀嚼回数は6倍も多かったと言われています!具体的には、弥生人の食事3990回の咀嚼に対し現代人の食事は620回です^_^ 時代とともに食事は変化します。 古代の人はどんぐりなどの木の実を食べて育ちます。よく噛まないと飲み込めないのでおのずと咀嚼回数は増えますね 現代は調理法の改良が進みラーメンや霜降り肉など芸能人がよく「歯がいらない〜」と言ってしまうほど軟らかいものを食べる機会が増えたことは、現代人の咀嚼回数を激減させた大きな要因と言えます。 この現象は社会の変化とともに急激に加速し人類は進化の過程で咀嚼をさほど必要としない食文化を築きました。 噛まない食習慣が定着すると知らないうちに咀嚼機能は退化し、口腔は衰え自浄性も悪くなります。また、顎は十分の発育せず、生じた顎の発育不全が次の世代に継承されます。 結果骨格は華奢で細長い顔貌となり現代人では虚弱化した口腔の形態的ならびに機能的な異常が増えているのです。 顔まわりがスマートになり今どきのキレイだったりカッコいい顔貌なのでしょうがそれでは100年時代に追いつけません。
食べる力はいつから衰退するのでしょうか?
ライフステージにおいて食べる力は変化します。特に老化によって衰退することが問題となっており、健康寿命にも影響します。
では、老化はいつから始まるのでしょうか?
老化=老人というイメージがあると思います。しかし信じられないかもしれませんが、老化は20〜30歳頃から始まっています。
正確に言うと加齢の影響のみで生じる生理的老化はあらかじめ遺伝子的にプログラムされている現象(内在性)であり、個人差はありますが誰でも起こり、不可逆性(進行性)で、身体や精神に現れる状態は整体の生命維持にとって不利益(有害性)な現象であると言えます。つまり、老化とは生きるうえで時間の経過とともに誰もが経験する生物学的活動性の衰退と言えます。
加齢に伴い、環境的にも身体的にもさまざまな変化が起こり、例外なく食べる力も衰えます。
中年期こそ意識したい!食べる力の分岐点
40〜64歳の25年間(中年期)は働き盛りで人生で1番忙しい時期と言われています。また、安定と不安定、若さと老い、獲得と喪失が共存する時期でもあり、いままで積み重ねてきたものを問い直し、ときには人生の危機に直面する時期でもあります。
中年期はとてもとても忙しいので食事に費やす時間を惜しんでしまう傾向にあります。時短で済ませる食事の習慣化はのちのちの高齢期における食べる力の低下を助長してしまう恐れがあります。
どんなに忙しくとも、美味しい物をたくさん噛んでたくさん食べて長生き100年時代を楽しむことが大切です!