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2025.04.21

女性ホルモンと口腔の関係

こんにちは😃

おとなとこどもの経堂歯科です🦷

 

今回は女性にスポットをあて、女性ホルモンがどのように影響を与えるのかお話させてください。

 

女性のライフスタイルと女性ホルモンの関係は、とても深くて繊細です。生活習慣のちょっとした変化がホルモンバランスに影響を与え、心や体の調子に大きく関わってきます。

◼️女性ホルモンとは? 

主に2種類:

エストロゲン(卵胞ホルモン):肌や髪のツヤ、骨の健康、自律神経の安定に関わる

プロゲステロン(黄体ホルモン):妊娠の準備、体温の上昇、むくみやすさなどに関わる

この2つのバランスが月経周期に合わせて変動しています。

 

 

では、このライフステージの中でどのような症状が出現するでしょうか?

【1.月経周期】

・影響:月経前や月経中にホルモンバランスが変動すると、歯茎が腫れやすくなったり、出血しやすくなることがあります。(ホルモン性歯肉炎)。

・原因:エストロゲンとプロゲステロンの変動が、歯茎の血管透過性や炎症反応に影響。

【2.妊娠】

・影響:妊娠性歯肉炎が起こりやすくなります。これは妊娠中のホルモンの影響で歯茎が敏感になり、腫れや出血が増える状態。

・他:妊娠性エプーリス(歯茎の良性のしこり)ができることもあります。

・注意点:妊娠中は免疫力が低下しやすいため、歯周病が悪化しやすく、また早産や低体重児のリスクとも関連しています。

【3.ピルの服用】

・影響:経口避妊薬(ピル)に含まれるホルモンが、歯茎に影響を与え、歯周病のリスクを高める可能性があります。

・その他:血栓症リスクに関連して、一部の抜歯や外科処置時に注意が必要な場合も。

【4.更年期】

・影響:エストロゲンの減少により、口腔乾燥(ドライマウス)、歯周病、骨密度の低下(顎骨にも影響)などが起きやすくなります。

・症状:焼けるような痛み(口腔内灼熱感)、味覚異常などが報告されることも。

【5.骨粗しょう症】

・閉経後の女性は骨密度が低下しやすく、顎の骨も例外ではありません。歯がぐらついたり、歯を支える骨が痩せてしまうことがあります。

【まとめ】

ホルモンは歯茎や顎の骨、唾液の分泌、免疫反応などに影響を与えるため、ライフステージに応じた口腔ケアはとても大切です。特に以下の点に注意すると良いです。

・定期的な歯科検診

・妊娠・更年期などのタイミングでの相談

・歯周病予防(正しい歯磨き、フロス、定期クリーニング)

 

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