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2024.10.31

フッ素の効果

こんにちは😀おとなとこどもの経堂歯科です🦷

むし歯予防に効果があると知られているフッ素にはお口の中でどのような効果があるでしょうか?

今回はフッ素の働きや効果的な使用方法についてご紹介いたします。

フッ素はどのように働くのか

フッ素には大きく分けて3つの働きがあります。

①再石灰化を促進

飲食するとお口の中が酸性になります。その酸により溶けだしたカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。

簡単に言うと、初期むし歯を修復する働きがあります。

②歯質を強化

歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変えて歯質を強くしてくれます。

③菌の働きを弱める

口の中の汚れに潜む細菌の活動を弱め、酸が作られるのを抑えてくれます。

フッ素の使い方

むし歯の発生を防いでくれる効果があるフッ素は、口の中に長く留めておくことが重要です。

①フッ素配合歯磨剤の使用

フッ素配合歯磨剤には様々なフッ素濃度のものがあります。年齢によって適切な使用量や濃度が違いますので注意しましょう。

②フッ素配合洗口液

歯磨きの後、決められた量を用いて、お口の中全体にいきわたるようにうがいをします。

③フッ素塗布

歯科医院の定期検診などで高濃度フッ素を塗布します。

フッ素をお口の中に残すことが大切

お口の中にフッ素が長時間留まることで、より効果を発揮します。

①すすぎは少量の水で1回

歯磨きをしたあとに何度もうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素の効果が薄れてしまいます。

歯磨き後は5~15mlの少量の水で5秒間程度ブクブクと1回だけすすぐことをおすすめします。

また歯磨き後は1~2時間は飲食を控えるとさらに効果的です。

②就寝前の使用が効果的

睡眠中は唾液の分泌が少なくなり、口の中の自浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすくなります。

寝る前の歯磨きはフッ素配合歯磨剤を使って、さらに洗口液を使用すると効果的です。

フッ素は身近にある成分

フッ素はほとんnいどの食品に含まれるミネラル成分の一つです。

魚介類、野菜、肉、牛乳、塩、など、ほとんどの食品に含まれており、ビタミンのように毎日摂取しなければならない必須の栄養素に位置付けられています。

大人にも子どもにもフッ素は重要

大人になると不規則な生活や、幼い頃の歯科治療などにより再度むし歯が発生してしまったり、むし歯のリスクが高くなりやすいです。

また、プラークコントロールが悪いと歯周病によって歯茎が下がってしまい、セメント質と呼ばれる表面が弱い部分が露出してしまい、むし歯になりやすくなります。歯科研究ではフッ素配合の歯磨き粉を使用すると、歯の根元のむし歯を67%も抑制可能という結果も存在します。

フッ素を日常的に使用することで、むし歯になりにくい歯を作れます(^^)/

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